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【初心者向け】PGAとLGAの違いについてまとめました

Hardware Infotech

ITを最近勉強し始めた人

ITを最近勉強し始めた人「PGAとLGAの違いって結局なんだっけ?でもどんなサイト探しても難しくて初心者には何言ってるか分かんない。。。」

今回は、以前の僕みたいにこういった悩みを抱えてる方や今度パソコンを買おうとしてる方向けの記事です。”ほぼ0の知識を1に引き上げる”をモットーに作成しています。

このプログで分かること

1. CPUとCPUソケットのそれぞれの役割と関係性
2. PGA, LGA, BGAの違い

それではさっそく、見ていきましょう。

この記事の信憑性(参考記事)

1. Difference Between PGA and LGA written by Jess
2. CPU Socket Types Explained: Socket 5 to BGA written by MUO

CPUとCPUソケットの違い

みなさんは、この名前が似ている2つの違いが分かりますか?
あまり分からないという方の為に、簡単に違いをまとめました。
分かるという方は、コチラからお読みください。

CPUとは?

CPUとは?
引用:pcgamesn.com

コンピューターのパーツの1つで、プロセッサーとも呼ばれます。

又、端的にいうとコンピューターにおいて最も重要なパーツと言えます。

その理由を簡単に解説します。

  • コンピューターでいう頭脳に当たる部分で、全ての計算やデータ処理を行う。
  • CPUの性能が高いほど、パソコンのパフォーマンスが高くなる
    (動作が快適で重い処理もこなせるなど)
    → パソコンの使用感を非常に大きく左右するパーツ。

CPUソケットとは?

CPUソケットとは?

昔は、外付けとしてマザーボードに取り付けていましが、現在は初めからマザーボードに取り付けられています。つまり、ソケットを変更するには基本的にマザーボード自体から変更しないといけません。
*補足:マザーボードとは全ての部品を接続するパソコンの土台となる部分のこと。人間の体だと胴体のような役割です。

そして、CPUにとっては家のような存在です。
CPUはそれに対応するCPUソケットに挿入することで使用できるからです。

どのCPUソケットを選ぶかによってパソコンの性能には全く影響を与えません。
そのことからCPUとは対照的に、最も重要視されずらいパーツと言えます。

ですがこれは初心者の方の話で、パソコンの専門知識がある人にとってはかなり重要視するパーツの1つです。

その理由を簡単に解説します。

先ほど話したように、パソコンのパフォーマンスに深く関わってくるのが頭脳の役割をしているCPUでした。

つまりは、後からパソコンのパフォーマンスを上げたいと思った時は、より性能の良いCPUを買ってCPUソケットに取り付ければいいんです。

ですが、ここで落とし穴があります。

自分のパソコンのマザーボードについているCPUソケットのタイプによって変更できるCPUが限られてくるんです。要はいくら性能が良くても、自分のCPUソケットに適合していないCPUは使えません。

故に、パソコンのパフォーマンスを後から上げたい場合は、このCPUソケット選びがかなり重要になってくるんです。

CPUソケットの機能とは?

CPUと他のパーツとの橋のような役割をしています。

CPUに電気を送ったり、CPUと他のパーツとのデータや情報の転送を可能にしています。

長年の間、たくさんのCPUが出ては消えていきました。現時点で使われているのは、PGA, LGA, BGAの3種類になります。

この3つをちゃんと理解することで、CPUについての理解を深めていきましょう。

まずは、PGAとLGAから

IntelやAMDといった会社の名前を耳にしたことはあるでしょうか?この2社がCPU業界を牽引する大手2社になります。又、この2社の違いがPGAとLGAの違いだとも言えます。

詳しく見ていきます。

PGA (Ping Grid Array) の特徴とは?

PGA (Ping Grid Array) の特徴とは?
  • CPUにピンがついていて、CPUソケット(CPUを取り付ける)にそれに適応する数の穴がついている。
  • 基本的に、AMDが製造している。

<長所>
1. CPUソケットが壊れにくい
→ ピンがCPUについているため、CPU自体が壊れることはあってもCPUソケットに被害は及ばない。
2. LGAに比べて修理が簡単
→ 折れたCPUソケットを修理するより折れたCPUを修理する方が簡単。(ひどく損傷を負ってる場合は、両方とも修理することは無理)

LGA (Land Grid Array) の特徴とは?

LGA (Land Grid Array) の特徴とは?
  • CPUに穴がついていて、CPUソケット(CPUを取り付ける)にそれに適応する数のピンがついている。
  • 基本的に、Intelが製造している。

<長所> 
1. CPUが長持ちしやすい
→ ピンがCPUソケットに付いているため、CPUを取り付けている最中にPGAのようにCPUのピンが折れたり、壊れたりする心配がない。
2. 場所効率が良い。
→ LGAのピンがPGAに比べてサイズが小さいため。(コンピューターの世界では、ミリメーターの違いでも大きな違いになる)

Q. 同じ種類のCPU (LGAやPGA) なら 同じ種類のどんなCPUソケットとも適合できますか?
結論からいうと、できません。

LGAやPGAは具体的なモデルを表しているのではなく、CPUのカテゴリーを表しているからです。

<AMDの場合>
AM3やFM1のような幅広い名前をCPUソケットに用いています。適応性のあるCPUソケットのアップグレード版はAM2+やAM3+のように“+”がついて表されます。そのため、AM3に対応するCPUはFM1やAM2で使用することはできません。

又、AM3に対応するCPUは、アップグレード版であるAM3+に対応できますが、AM3+に対応できるCPUをAM3で使うことはできません。

つまり、古いCPUを適応する新しいバージョンのCPUソケットで対応することはできても、その逆はできないということですね。

<Intelの場合>
LGA1155やLGA1156のように、CPUソケットの名前はついているピンの数に基づいて表されています。つまりは、LGA1155には1155個のピンがついているということを表しています。よってピンの数が違うLGA1155とLGA1156は名前が似ていますが、適応するお互いのCPUを差しこみ合うことはできません。

BGA(Ball Grid Array)とは

  • 製造段階からCPUがマザーボードに取り付けられており、CPUのアップグレードや変更をすることはできない。
  • 細かいことを言ったら、CPUソケットとは呼べない。
  • パソコンやケータイでよく使われている。

なぜ細かいことを言ったら、CPUソケットとは呼べないのか?

簡単にいうと、CPUソケットの役割の1つであるCPUの取り外しができないからです。それでも、それ以外の機能は基本的に他のソケットと同じ働きをするため、CPUソケットと呼ばれています。

終わりに

今回は割と難しめに書かれがちなITの分野で、日本トップクラス級に簡単に説明してみました。記事が少しでも参考になれば幸いです。

筆者について

現在スタンフォード大学の教授によって、世界中の誰でもハイレベルな教育を受けられるようにと設立されたCourseraというオンライン授業を受けながら、ITスペシャリストになるべく勉強しています。又、今年の10月からオーストラリアの大学でITを学びます。僕がCourseraで受けてるコースに興味のある方はチェックしてみてください。
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